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置き手紙

By yolu

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置き手紙

夜と申します。音楽で物語を描きます。
ここには作った楽曲の背景となるお話を少しだけ載せようと思っております。
どうぞよしなに。

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story

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第一話 藍咲灯

水平線に真っ赤な朝日が沈んで行く。
君と出会ったあの日、世界は結局何も変わらなかったけれど確かに僕の夜は明けた。
綺麗な朝だった。僕は今でもあの夜明けに焦がれている。
きっとこれが罰なのだ。
もう一度、永遠みたいな夜の中で朝を歌おう。
いつか来る黎明を願って。
そうだ。僕は夜。
明けない夜だ。

第二話  東京スレイバー


朝に少しでも近付きたくて、越してきたこの街は眠らない。
僕はネオン街の白夜に囚われ今夜も奴隷の様に生きている。
もう時間が無いのだ。君の遺した音が褪せて消える前に、一つでも多く形にしなくてはならない。
ただの思い出になんてしてやるものか。
また暗い部屋で独り、君をなぞって音を綴る。

第三話  零の藍間

もう自分の価値も、何が幸せなのかも分からない。
薄ぼやけた終わりの無い夜の隅に、僕は浅く微睡む。
君を奪ったあいつらも、朝の来ないこの世界も全部が憎いんだ。
針が零時を指した時、窓辺のネモフィラが夜風に揺れた。
唯一朝と夜が曖昧になる時間。僕はまだ夢の中で君を唄う。

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